おはようございます。
ひまわり国際行政書士事務所の八木です。
今朝は台湾Yahooのヘッドラインニュースより、台湾へご出張をお考えの皆様へ関連ニュースをご紹介いたします。
■「台北市内の防疫ホテルが高騰。2週間で一部屋8万元も」(Yahoo Taiwanニュースへリンク)
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旧正月を前に、現在台北市内の防疫ホテルでは満員状態が続いています。
台北市では旧正月前の1月11日から28日の期間は防疫ホテルの予約が大変難しく、更に現在空きがある部屋の多くは1泊6,000元以上(日本円で約22,200円/1元=3.7円で換算)の価格となっています。
14日間宿泊すると、8万元以上の支出が余儀なくされます。そのため台北市及び新北市では、市民に安心して隔離期間を過ごしてもらえるように新たな安心宿泊プランを提示しています。帰国者に自宅で隔離期間を過ごしてもらう間、同居する家族には一般のホテルに宿泊するといった内容です。
しかし台北市内中心部のホテルは、格安ホテルでも1泊2,000元(日本円で約7,400円)以上です。費用を安く抑えるために一部屋に家族全員が宿泊すると室内は大変狭く、仕事や子供の学校生活への影響が懸念されます。市民は2週間の宿泊に対する高額の費用負担と不便が強いられています。
台北市観光局によりますと、台北市内の観光ホテルの平均価格は一泊約3,541元(日本円で約13,100円)、一般的なホテルでも2,081元(日本円で約7,700円)です。自宅で2週間の隔離期間を過ごす間、同居する家族が外泊した場合、一人当たり1日500元(日本円で約1,900円)、2週間で最大で7,000元(日本円で約26,000円)の補助金を受ける事が出来ます。
市民の葉さんは、「うちは4人家族で、3人が一泊2,000元のホテルに泊まりました。市から1,500元の補助金を受けても、14日間で7,000元(日本円で約26,000円)の持ち出しとなり、大きな支出でした。」と指摘しています。
台北市内に住む楊さん(女性)は、「先日娘がオーストラリアから帰国しましたが、防疫ホテルを予約できませんでした。そのため自宅は娘に譲り、私達家族はホテルに泊まりました。本来ホテルに泊まるのはとても楽しい事ですが、実際は部屋は狭く、とても不便な上、更に14日間の宿泊で、補助金部分を除いても自身の持ち出し部分は6万元(日本円で約222,000円)近くに上りました。」と話しています。
新北市の板橋、新荘等のエリアにあるホテルは市の安心宿泊プランに協力する形で、50%~70%割引の優待パックを市民に提供しています。防疫ホテルよりも安いため、最近は大変多くの問い合わせが有るとの事です。
しかし淡水や金山等中心部より離れたエリアでは交通が不便なため、通勤が必要な会社員からはあまり人気がありません。
板橋区の地下鉄府中駅近くにある有名なビジネスホテルでは、最大70%オフの15日間宿泊の安心宿泊プランを提供し、ファミリータイプの4人部屋で1泊2,580元(日本円で約9,500円)、15日間宿泊でおよそ4万元(日本円で約148,000円)です。あるホテル関係者は、「この価格は防疫ホテルのシングルルームのよりもさらに安いため、最近は大変な数のお問い合わせを頂いています」と話しています。
金山温泉ホテルの関係者は、「50%~70%オフの特別プランを打ち出しても、(ホテルの)場所が中心部より離れているため、会社員には不便なため、現時点では全く予約客はいない」と話しています。
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現在世界的に新型コロナウィルスの感染が拡大しています。
台湾政府は特に厳しい水際での措置を講じているため、日本より台湾へ出張をお考えの方は渡航前に必ず現地の最新情報を入手されることをお勧め致します。
本日も最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
八木・ひまわり国際行政書士事務所