おはようございます。
ひまわり国際行政書士事務所の八木です。
先日台湾政府より、6月15日以降、台湾への入国時の隔離期間が短縮となるとの発表が有りました。
NHKのニュースでも報道が有りましたので、詳細はそちらをご覧ください。
◆NHKニュースサイト:台湾 海外から到着時の隔離期間 7日間→3日間に短縮へ
しかし台湾国内は現在もなお陽性患者数が高い数値で推移しており、殆どの地域では学生のリモート授業が行われています。
そういった観点からも、台湾政府は海外からの帰国者及び外国人の入国数を制限する事で台湾国内へのウィルスの流入を抑えようとしています。
具体的な内容としては、台湾政府は「一週間の入国者数を2.5万人を上限とする」措置を6月15日より講じると発表しています。
これには台湾へ入国する外国人は勿論、海外から帰国する台湾人も含めてとの事です。
台湾当局としては、「航空チケットは台湾・民航局により各航空会社が毎週の各フライトに於ける販売可能な席数の上限を規定しており、チケットの予約が出来れば、入国は可能だ」との見方を示しています。
また民航局は、「台湾ウィルス指揮センターからの要請により、航空会社の販売可能な席数を決めており、旅行業者に対してもその数字を基に予約可能な席数を振り分けているため、航空機に乗れれば入国は可能であり、台湾全体での毎週の入国者数は2万5000人を超える事は無いだろう」との見解を示しています。
しかしある航空会社の関係者の話として、「民航局は未だに具体的な内容を提示しておらず、現時点では海外の航空会社も含め多くの航空各社がどのように2万5000人の枠を振り分けられるのか不透明な状態である。
また間もなく夏休みの時期が到来し、とりあえず旅行客は別としても、この2年もの間留学生等海外在住の多くの台湾人が帰国できなかった事から、(今回の緩和策を受けて)今後チケットの争奪戦が起こる可能性がある」としています。
「そのため、台湾当局には一日も早く具体的な策を発表して欲しい」とも話しています。
◆「出遊+返鄉 入境需求大 每周2.5萬人怎分配」(台湾・中時ニュースサイトより)
また注意が必要な点としては、台湾政府はあくまでもこの緩和策は「3+4規定」とし、「防疫ホテル等にて3日間の完全隔離」の後も「同じ場所で4日間の待機」が必要としています。
「但し2日以内の検査で陰性だった場合は、4日目からは生活必需品の買い物や仕事へ出る事は可能である」としていますが、原則はやはり隔離された場所から宿泊先を変更する事は難しいようです。
台湾へ渡航予定の皆様には、予約時に各航空会社や台湾の出先機関である「日本台湾交流協会」へ確認される事をお勧め致します。
本日も当事務所のブログをご覧いただき、ありがとうございました。
良い一日をお過ごしください。
八木・ひまわり国際行政書士事務所